
皆さん、お久しぶりです。今回のツッパリ系漫画は前回お約束いたしましたように、ビーバップハイスクールの第2弾をお届けしたいと思います。
今回は、ヒロシとトオルのキャラクターからビーバップの魅力に迫ります。
突然ではありますが個人的なエピソードから入っていきます。
実は私、小説家になる前はシナリオライターを目指しておりまして、表参道にあります某シナリオ学校に通っておりました。その時、授業の際、よく言われたのが、キャラクター創りの重要性でした。
「とにかく物語を創作するうえで、キャラクターをうまく作れる人間には勝てないんだ」「どんな面白いストーリーを考えるよりも面白いキャラクターを考えることが重要なんだ」
当時はちょっとピンとこなかったのですが、最近になって、なるほど、と思うことがあるんですね。一概には言えませんが、歴史に残る名作って、確かにキャラがたっている作品が多いように思います。
では、具体的にどうやってその極だったキャラクターを生み出せばいいのか?
「それはキャラクターに憧れと共通性を持たせることである」
こんな風に教わりました。つまり、魅力的なキャラクターにまず重要なのは「憧れ」であると・・・。かっこいいとか、喧嘩が強いとか、異性にもてるとか、お金持ちであるとか・・・。
しかし、それだけではダメで、その憧れの対象となる人物がどこか自分に似ているところがあるとか、身近に感じるとか、まあ、親近感みたいなもんなんでしょうかね、この「共通性」が不可欠であると・・・。
でも、こんなキャラクターを創るのって、かなり難しいんじゃないかなあ? 頭を抱えてるときにパっと浮かんだのがヒロシとトオルだったんですね。
ヒロシとトオルって、見た目もソコソコかっこいいし、何より腕っぷしがかなり強い。なのに、どこかズッコケてるところがあって、なんか、同級生みたいなんですよね。
ズバリ、これが「憧れと共通性」なんじゃないか。そう思ったんですね。
以前、原作者のきうち先生がムック本のインタビューで「主人公を最強にしたくなかった」とおっしゃっていたのですが、ここもすごいところで、最強じゃないのに、何で憧れちゃうのかなあと思ったんですね。でも最強じゃないということは、弱いということではないと思うんです。実際、ヒロシとトオル相当、強いです。でも山田敏光とか松本のケンさんとか、確かに、より強そうなキャラが出てくるんですね。でも、やっぱり、ヒロシとトオルがこの二人より弱いという印象を受けないんです。どうしてだろう?
で、またここで一人、思い浮かんだ人物がいるんですね。
「あしたのジョー」の矢吹丈、その人です。ジョーの魅力って、やっぱり強さだと思うんです。でも、やっぱり最強ではないんですよね。力石がいて、カーロスがいて、ホセがいるんです。でも、どんなものにも臆することなく向かっていくジョーって、間違いなく強いんです。
なんか、ジョーとヒロシ、トオルって似てるって思いませんか?
最強ではないけど最強の者を恐れない。すごい魅力、憧れを感じます。
ジョーはズッコケキャラではないけど、力石のリング禍のあと、死ぬほど苦しんだり、ある種の人間らしさみたいなところが「共通性」に当たるんじゃないでしょうか。
皆さん、いかがだったでしょうか? 全2回にわたってお届けしましたビーバップハイスクール、もしその魅力が十分に伝わらなかったとしたら申し訳ございません。私の力不足です。その際は、ぜひ本物のビーバップをご一読ください。絶対、損しません。
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